腹黒弁護士に囚われて、迫られて。ー輝かしいシンボルタワーで寵愛されていますー
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結婚式場の予約をした私達は、それからというものの東郷事務所が忙しくなってしまった。
原因はぶーちゃんのSNSでの宣伝だった。
鳴りまくる電話。相談に気まくる依頼者。さすがに弁護士が暖一人では務まらなくなってしまったために、新しい弁護士をもう二人ほど雇うことにしたようだ。
「ふざけんなよ、ぶーちゃん。こんなに忙しくなるとは思わなかったっつーの。和歌との結婚式場の打ち合わせ行けねぇだろうが!」
ボヤく暖に、
「カズは悪くないです。全ての原因はアンタだろうが、計画性ゼロの弁護士め!」
真島くんがすかさず悪態をついた。真島くんがグチグチと小言を言っている横で、磯部さんが、
「あっし、こんくらい別に余裕なんですけど。真島がスピードアップすれば東郷先生も、ちっとは楽になるだろうが」
ーーと、げっそりした顔をしながらダメ出しをしていた。
憧れの街ベリが丘のツインタワー内にある、東郷法律事務所が今日も元気に営業できているのは、悩みに悩んだ相談者がいるからであって、依頼者を助ける仕事が私達、法律事務所の役割だ。
私はこのベリが丘にある東郷弁護士法律事務所が大好きだ。
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