腹黒弁護士に囚われて、迫られて。ー輝かしいシンボルタワーで寵愛されていますー


 ーーそう、私が尚人と挙げる予定だった結婚式は全て尚人の希望で、私は言いたいことが言えなかった。

 けれど、暖には遠慮なくいう事ができるから、こうして自分の希望を伝えてみる。

 すると、暖は「そっか」と柔らかく笑い、「じゃあ結婚式場に聞いてみるか」と電話をし始めた。


 数十分後、電話を終えた暖は「できるって」と嬉しそうに報告してくれた。


「暖はいいの? 船で挙げなくて」

「いいよ。俺は和歌が笑顔でいてくれればいいし、その代わりベリが丘に住んでいる全住人を沸かせるほどの結婚式にして、忘れられない一日にしてやろうぜ」


 舞い上がる暖。

 私を抱きしめ、離れてくれない。


「暖、ここ道端! 恥ずかしい!」

「俺も恥ずかしい。けど、今すごく幸せだから少し我慢して」


 暖かい日の光を感じながら、暖の胸に包まれ幸せを感じる。


 今すごく幸せなのは私の言葉だよ。

 私を幸せにしてくれてありがとう、暖。


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