教授の恋愛
学校に着けば合宿も終わり。

まだまだ元気なみんなは騒ぎながらバスに乗った。

また俺は一番前に一人で座ろうとした。


「先生?」


肩をつんつんとつつかれた。


「先生、一緒に後ろに座ろうよ」



つついたのは舞岡さんだった。


俺を誘ってる…。

こんな…夢みたいなことってあるのか…?


「一人で寂しいじゃん。うちらと一緒に座ろ?」


天使のように優しく微笑む舞岡さん…。

なんて優しいんだ…。


「い…いいのか?」

「うん!もちろん!」


舞岡さんが満面の笑みで頷いた。


素直に舞岡さんのあとについていって、小野さん、木下と一緒に座ることにした。
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