White/Black〜シロかクロかそれとも愛か〜
「悪いのは森里たちだろ?唯ちゃんは何も悪くない」


「……ありがと…」


なんで庇ってくれるんだろう。


本当に、なんで。


「ねぇ、もし唯ちゃんが良ければ、俺と友達になってよ」


「へ…っ?」


ともだち…?


朝浜くんと…?


「友だちだったら、あぁいう時すぐに助けられるし、なにより唯ちゃんの居場所になれる」


「でも……どうして…?私なんかと仲良くしても、何も良いことないよ…?」


「友だちになるのに理由なんていらないっしょ」


「でも…」


私なんかと仲良くしてると、誰に何言われるか…。


朝浜くんまでバカにされてしまったらあまりにも申し訳ない。


「じゃ、そういうことだから、よろしくね、俺の友だち第一号ちゃん」


肩をポンッと叩いてか立ち上がる朝浜くん。


見上げると、眩しい太陽が重なってキラキラと輝いていた。
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