【コミカライズ原作】元カレに裏切られてすぐにエリート上司と出会うなんてあり得ないと思ったら計画通りでした
「発言が過激になってきたんですけど」

 朝食のためのコーヒーを淹れながら私がそう言うと、千秋さんはフライパンでパンケーキをひっくり返しながら笑って言った。

「焦ってるね」
「笑いごとじゃないです」
「じゃあ、そろそろ燃料を投下してみようか」
「え? これ以上激昂させてどうするんですか」
「決着をつけるんだよ」

 千秋さんはそう言ってパンケーキを皿に重ねていく。
 テーブルの上にはベーコンエッグとサラダがある。卵の焼き加減はもちろんover easyだ。
 私たちはテーブルに向かい合って座った。

「こちらが動けるように理由を作るんだ」
「はぁ……」
「正当に主張できるようにね」

 千秋さんはそう言ってパンケーキの上からメイプルシロップをとろとろ落とした。

 私はこの日、優斗にメッセージを返した。

【いい加減にしてください。私たちは別れたんです。これ以上しつこく連絡してくるなら警察に相談しますよ】

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