【コミカライズ原作】元カレに裏切られてすぐにエリート上司と出会うなんてあり得ないと思ったら計画通りでした
「ええー? ちぃくん、えっちしないのぉ?」
乃愛とホテルに行った夜のこと。ベッドに座った彼女が甘えた声を上げた。
誰がちぃくんだ、と千秋は内心イラついたが、笑顔で答えた。
「そうだよ。君とはそういう関係にはなれないからね」
「んじゃーどうして乃愛の誘いに乗ったの?」
「うん、君に協力してほしいことがあってね」
千秋は、きゅるんとした目で見上げる乃愛を、真顔で見下ろして言った。
「君は林田美玲に頼まれて俺を誘惑したんだろ?」
「えー何のことぉ?」
「いいよ。とぼけるふりをしなくても。どうせ、俺を寝取って※証拠写真でも撮ってこいという依頼だろう? いくらで受けた?」
乃愛は唇を尖らせながらぼそりと言う。
「……5万」
「そうか」
千秋は自分の鞄から札束を取り出し、乃愛に差し出した。
「50万だ」
「うっそおおおっ! やるやるーっ! 乃愛、ちぃくんの依頼受けるよ!」
「それはよかった。君は完璧に仕事をしてくれるよね?」
「当たり前だよぉ。乃愛、これでも有能なんだから」
「知ってるよ」
千秋はにこにこしながら札束をベッドにバラまいてきゃっきゃっとはしゃぐ乃愛を見つめた。
(ああ、知っているよ。君が結婚詐欺をしていることも。いずれ、通報するけどね。それまで俺のために動いてね)
乃愛とホテルに行った夜のこと。ベッドに座った彼女が甘えた声を上げた。
誰がちぃくんだ、と千秋は内心イラついたが、笑顔で答えた。
「そうだよ。君とはそういう関係にはなれないからね」
「んじゃーどうして乃愛の誘いに乗ったの?」
「うん、君に協力してほしいことがあってね」
千秋は、きゅるんとした目で見上げる乃愛を、真顔で見下ろして言った。
「君は林田美玲に頼まれて俺を誘惑したんだろ?」
「えー何のことぉ?」
「いいよ。とぼけるふりをしなくても。どうせ、俺を寝取って※証拠写真でも撮ってこいという依頼だろう? いくらで受けた?」
乃愛は唇を尖らせながらぼそりと言う。
「……5万」
「そうか」
千秋は自分の鞄から札束を取り出し、乃愛に差し出した。
「50万だ」
「うっそおおおっ! やるやるーっ! 乃愛、ちぃくんの依頼受けるよ!」
「それはよかった。君は完璧に仕事をしてくれるよね?」
「当たり前だよぉ。乃愛、これでも有能なんだから」
「知ってるよ」
千秋はにこにこしながら札束をベッドにバラまいてきゃっきゃっとはしゃぐ乃愛を見つめた。
(ああ、知っているよ。君が結婚詐欺をしていることも。いずれ、通報するけどね。それまで俺のために動いてね)