【コミカライズ原作】元カレに裏切られてすぐにエリート上司と出会うなんてあり得ないと思ったら計画通りでした
「あんたのこと、会社に訴えてやる」
「いいよ。俺は解雇されても構わない。それくらいの覚悟で紗那を助けるつもりだ。もっとも、今の君の話を上が聞いてくれるか疑問だけどね」

 顔を真っ赤に染めて怒りで震える美玲に、千秋は畳みかけるように続ける。

「それより君は自分のことを心配したほうがいいんじゃない? なんならいい転職エージェントを紹介してあげるよ」
「もういい! しゃべるな! あんたと話してると頭がおかしくなる!」

 美玲はそう吐き捨てると、千秋から目をそらした。
 千秋は微笑を浮かべながら思いついたように言う。

「ああ、そうだ。君にお土産があるんだ」

 千秋のその言葉に美玲は眉をひそめながら顔を上げた。その瞬間、彼女の顔にバシャッとコーヒーがかかった。
 千秋がタンブラーの中身を美玲にぶっかけたのだ。
 顔から下がコーヒーで染まって放心状態になっている美玲に、千秋は静かに告げた。

「君は紗那にコーヒーをかけたよね。だからそのお返し」

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