奮闘記などと呼ばない (王道外れた異世界転生)
では、ここでちょっと歴史のおさらいなど?
~*~ セシルの歴史教室:露店 ~*~
もう、このお話でも、露店や露店商など、たくさん出てきました。
Street Vendor、Street Foodですね。
露店と言えば、大抵、食事やスナック、ドリンクなどが思い当たりますが、フード関係だけではありません。
公共の場で、簡単に手に入り、手頃で安い商品もたくさん。新鮮なものから、調理されたもの、加工品やら手作り品。現代では、電気機器から始まり、不用品の売り買いなどなど。
Food Sellers(食品の露店)では、古代ギリシアまで歴史はさかのぼり、当時、露店では小さな揚げ魚を売ってしました(by historyoffastfood.com/fast-food-history/street-food-history-and-facts/)。
古代ローマでは、ストリートフードは貧困層の栄養元でした。なぜなら、ほとんどの貧困層の住民はキッチンやオーブンを持っていなかったからです。
古代中国でも、ストリートフードは、ほぼ貧困層の住民に向けられたものでしたが、裕福層の住民など、マスターが自分の使用人達にストリートフードを買いに行かせ、自宅の屋敷で食べていたとか。
おいしいものがあれば、やっぱり、誰でも試してみたいですよね。
14世紀のエジプトでは、ラムケバブもあり、ライスやフリッター(揚げ物)も売られていました。
Aztec(アステカ帝国、16世紀に滅亡したメキシコ原住民)でも、“アトル(Atolli)”と呼ばれるトウモロコシの粥(主食)、“タマル(Tamales)”と呼ばれるトウモロコシの蒸し団子が売られていました。
アメリカ植民地時代では、牛の胃、焼きトウモロコシ、フルーツやスイーツなど。
同じ年代でヨーロッパでは、1870年代ロンドンで、ほぼ3万近くのStreet Sellers(Costermongersとして知られている)があったそうです(by 英国図書館 www.bl.uk/learning/timeline/item106570.html)。
それぞれ個人の手押し車や、ドンキーが引く荷車などでお店を出していました。
売られている商品の中には、アイスクリームもありました。オイスター、ホット鰻、豆スープ、揚げ魚、パイやデザート、羊足、ヨーロッパバイの塩漬け、ジンジャーブレッド、焼きじゃが、クランペット(英国で作られるホットケーキの一種)、のど飴、ジンジャービール、ココアやペパーミント水。
洋服、セカンドハンドの楽器類、書籍、生きた鳥や鳥の巣。
その他、壊れた品物の買い取り露店では、壊れた金属製品、ボトル、骨、食器類などを買い集めていたそうです。
労働階級層ではこういった露店を開き、日々の生計を立てていたんですね。
フランスでは、揚げたポテトの切れ端が売られるようになりました。これは、現代のフライドポテトの原型ですね。
トランシルヴァニア地方では、コーンとベーコンの混ざったクリームが売られていたそうな。
現代では、国ごとの特徴でのストリートフードだけではなく、幅広く、色々な露店が発展しています。
インドネシアの露店は、カートや自転車から売られています。
外の露店で売られている食品は、レストランで食べる食品と同じ程度の食品汚染だという調査も上がっています。
ストリートだからと言って、必ずしも、汚いとか、汚染が多いというわけではないのですね。
バンコクの露店では、40%の市の人口の食事を支えているとか。
アメリカでは、ホットドッグが有名ですよねえ。アメリカ人 = ホットドッグ、なんてね。
2012年に“The Food and Agriculture Organisation” で出された見積もりでは、なんと、インドでは、一日に約250億の人口がストリートフードを食べているという統計が!
インドのムンバイ市では、50万近くの食事の露店があるのです。
そう言ったインドの食文化を反映して、毎年、国内フード露店が開催され、それぞれの地区や文化の料理が披露されます。
こういった露店の発展は、都市化に欠かせない文明開化の一つなんですね。
そんなこんなで、ちょっと歴史雑談でした。
~*~~*~~*~~*~~*~~*~~*~
~*~*~* 後書き ~*~*~*~*~*
読んでいただきありがとうございました。
ここまでで、セシルの現在の活躍はちょっとお休み。
次の章からは、昔話に入ります。ご期待あれ
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
~*~ セシルの歴史教室:露店 ~*~
もう、このお話でも、露店や露店商など、たくさん出てきました。
Street Vendor、Street Foodですね。
露店と言えば、大抵、食事やスナック、ドリンクなどが思い当たりますが、フード関係だけではありません。
公共の場で、簡単に手に入り、手頃で安い商品もたくさん。新鮮なものから、調理されたもの、加工品やら手作り品。現代では、電気機器から始まり、不用品の売り買いなどなど。
Food Sellers(食品の露店)では、古代ギリシアまで歴史はさかのぼり、当時、露店では小さな揚げ魚を売ってしました(by historyoffastfood.com/fast-food-history/street-food-history-and-facts/)。
古代ローマでは、ストリートフードは貧困層の栄養元でした。なぜなら、ほとんどの貧困層の住民はキッチンやオーブンを持っていなかったからです。
古代中国でも、ストリートフードは、ほぼ貧困層の住民に向けられたものでしたが、裕福層の住民など、マスターが自分の使用人達にストリートフードを買いに行かせ、自宅の屋敷で食べていたとか。
おいしいものがあれば、やっぱり、誰でも試してみたいですよね。
14世紀のエジプトでは、ラムケバブもあり、ライスやフリッター(揚げ物)も売られていました。
Aztec(アステカ帝国、16世紀に滅亡したメキシコ原住民)でも、“アトル(Atolli)”と呼ばれるトウモロコシの粥(主食)、“タマル(Tamales)”と呼ばれるトウモロコシの蒸し団子が売られていました。
アメリカ植民地時代では、牛の胃、焼きトウモロコシ、フルーツやスイーツなど。
同じ年代でヨーロッパでは、1870年代ロンドンで、ほぼ3万近くのStreet Sellers(Costermongersとして知られている)があったそうです(by 英国図書館 www.bl.uk/learning/timeline/item106570.html)。
それぞれ個人の手押し車や、ドンキーが引く荷車などでお店を出していました。
売られている商品の中には、アイスクリームもありました。オイスター、ホット鰻、豆スープ、揚げ魚、パイやデザート、羊足、ヨーロッパバイの塩漬け、ジンジャーブレッド、焼きじゃが、クランペット(英国で作られるホットケーキの一種)、のど飴、ジンジャービール、ココアやペパーミント水。
洋服、セカンドハンドの楽器類、書籍、生きた鳥や鳥の巣。
その他、壊れた品物の買い取り露店では、壊れた金属製品、ボトル、骨、食器類などを買い集めていたそうです。
労働階級層ではこういった露店を開き、日々の生計を立てていたんですね。
フランスでは、揚げたポテトの切れ端が売られるようになりました。これは、現代のフライドポテトの原型ですね。
トランシルヴァニア地方では、コーンとベーコンの混ざったクリームが売られていたそうな。
現代では、国ごとの特徴でのストリートフードだけではなく、幅広く、色々な露店が発展しています。
インドネシアの露店は、カートや自転車から売られています。
外の露店で売られている食品は、レストランで食べる食品と同じ程度の食品汚染だという調査も上がっています。
ストリートだからと言って、必ずしも、汚いとか、汚染が多いというわけではないのですね。
バンコクの露店では、40%の市の人口の食事を支えているとか。
アメリカでは、ホットドッグが有名ですよねえ。アメリカ人 = ホットドッグ、なんてね。
2012年に“The Food and Agriculture Organisation” で出された見積もりでは、なんと、インドでは、一日に約250億の人口がストリートフードを食べているという統計が!
インドのムンバイ市では、50万近くの食事の露店があるのです。
そう言ったインドの食文化を反映して、毎年、国内フード露店が開催され、それぞれの地区や文化の料理が披露されます。
こういった露店の発展は、都市化に欠かせない文明開化の一つなんですね。
そんなこんなで、ちょっと歴史雑談でした。
~*~~*~~*~~*~~*~~*~~*~
~*~*~* 後書き ~*~*~*~*~*
読んでいただきありがとうございました。
ここまでで、セシルの現在の活躍はちょっとお休み。
次の章からは、昔話に入ります。ご期待あれ
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