酔いしれて想望
「・・・いるよ。可能性なんてぜろ」
ふふ、と痛々しい笑み。
おどける笑奈を思わず抱きしめたくなった。
きっとこの子なら自分の気持ちを理解してくれると思ったからだ。
でも、どうしても。
星羅の香りが、笑顔が、ぬくもりが。
離れてくれないんだ。
ふふ、と痛々しい笑み。
おどける笑奈を思わず抱きしめたくなった。
きっとこの子なら自分の気持ちを理解してくれると思ったからだ。
でも、どうしても。
星羅の香りが、笑顔が、ぬくもりが。
離れてくれないんだ。