腹黒御曹司の一途な求婚
 固く閉じた内側を拓かれる痛みは、私の想像以上だった。痛くて、でもそれ以上に熱くて。
 陶然とする意識の中で、私の名前を何度も呼ぶ久高くんの艶めいた声だけが響いていた。

 熱を吐き出した久高くんは私を抱き込むとそのままスヤスヤと眠りについた。
 穏やかな寝息に私の顔も綻ぶ。
 けどつられるように私の方にも眠気が押し寄せてきて、彼のしっとりと汗ばんだ胸に頬をくっつけて私はそのまま目を閉じた。

 この時は思いもしなかった。
 まさか朝起きたら、いきなり彼にプロポーズされるだなんて――
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