ツンツン、時々デレな君
幸人side


『お前、仮にも俺の彼女だろ⁉︎しっかりしろよ!!』

『はあ⁉︎仮にもってなによ⁉︎私こそ、なんであんたと付き合ったのかしら!』


「あああああぁーーーーっ!」

はっ。

自分の声で目が覚めた。


「はあぁぁ。俺、なんであんなこと言ったんだ…。」

マジで、タイムマシン欲しい。アイリアリーウォントアタイムマシーン。

…頭ぶっ壊れたかも。


「お前とか仮にも、とか…。絶対嫌われた。凛に嫌われたら俺死ぬ。どうしよ…。」

思わず口に出た。

やばい。やばい。本気(マジ)でやばい。やばいヤバいヤバイ。

正直に言うか?
いやでも、この気持ち吐き出したら引かれる。それこそ嫌われる。

じゃあこのまま?
いやでも、またあんなこと言うかも。俺の口、勝手に動くし。ウイルスに乗っ取られてるかも、まじめに。


ゔーーーーーっ。
このままで!!謝るしかない!!!!


覚悟を決めた俺は、まさか凛があんな計画を立てているなんて、微塵も思っていなかった。


ー半年記念日まで、あと10日
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