【短編】お向かいの双子くんは私のことがお気に入りらしい
「ノリノリで歌ってるなぁって思ってたら、まさかうちのクラスだったとは」

「あ、紅輝くんいなかったっけ。そんな響いてた?」

「響くも何も、真下にいたから。真面目な空気だったのに、いきなり野太い声が聞こえてくるもんだから、笑いこらえるの必死だったよ」



思い出し笑いする紅輝くん。


真下ってことは、校舎裏にいたのか。またお呼び出しされてたのかな? だとしたら空気をぶち壊してしまって申し訳ない。次から歌う時は窓を閉めておこう。多分ないと思うけど。


紅耀くんは委員会の会議で遅れるらしいので、紅輝くんと2人で帰ることに。



「へぇ〜、運動会ないんだ。競技は何があるの?」

「バレーと卓球と、バドミントンと大縄跳び。こーちゃんのとこは運動会あった?」

「あったよ。6月だったから、ちょうど今頃から練習始めてた。大縄は全員参加?」

「うん。体育館に全校生徒集まって、3クラスずつ跳んでたかな」

「みんなの前で跳ぶの⁉ 緊張しそう〜……」
< 16 / 70 >

この作品をシェア

pagetop