メガネをはずしちゃいけません!
彩香「ふふ、相変わらずすごい人気だね。」
美奈「正直引く。」
彩香「美奈は嫌いだもんね、ああいうタイプ。」
美奈「だいっきらい。」
ああいう奴らが私を
地味だの優等生だのブスだのレッテル貼って
見下してばかにするから。
いい迷惑。
イケメンだの言われてる男の子を見ると嫌な記憶が全部フラッシュバック。
できれば一生その綺麗なお顔を見たくないですけど。
彩香「山神帝はチャラそうだしねー!ま、うちらには関係ないけど(笑)」
美奈「彩香は可愛いんだから興味持ってもおかしくないんじゃない。」
彩香「私、心に決めてる人いるって知ってるくせに!」
美奈「…」
彩香「聞きたい?」
美奈「いいわ、遠慮しとく。」
彩香「私ね、」
美奈「聞いてない。」
彩香「デカプ○オと結婚したい!」
美奈「現実みてね。」
※坂下彩香は少し変なので注意
っていう紙貼っておきたい。ほんと。
彩香「てかさー…美奈可愛くないわけじゃないじゃん。」
美奈「苦しいフォローはいらないよ。」
彩香「いやいやほんと。細いし色白いしメガネってだけじゃん!あと性格暗いのと地味なのだけ!他は全然整ってるよ!」
美奈「褒めてんのか、けなしてんのかどっちだこら。」
彩香「あはは、ごめんごめん!でもほんと、整ってると思うよ!暗いって良く言えばクールだってことだし、地味ってこう…清楚な感じするし!もっと自信持っていいよ!」
今まで10年以上、けなされレッテルを貼られてきた私が今更、どう自信を持てばいいんだ。
美奈「…あ、卵焼き入ってる。」
自分に自信を持つ。それは不可能なこと。