あなたに出会って世界が変わる
「美味かったな!」

「はい。」

「こういう美味そうなお弁当は賞味期限切れる前に売れるもんな。さすが涼介さん、人気商品抑えてるわ。」

「そうですね。さすがです。」

しばらく、バイトのことや大学のことなど当たり障りのない話をした。

「お風呂入ってきな。男用だけど、スウェット貸すわ。ちょっと大きいと思うけど、まあ大丈夫だろ。」

そう言って、夏鈴に自分のスウェットを渡した。

「いやでも、、、悪いです。」

「全然いいから。ゆっくりしておいで。うちの兄貴風呂好きでさ、お風呂が大きくてこの部屋にしたんだよ。だから、この家唯一のおすすめポイント笑。」

「そうなんですね。ではお借りします。」

そう言って夏鈴は入浴した。
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