クールな御曹司は強気な彼女を逃さない
2

2.

っふぅ。
やっと終わった。
一体今は何時なんだ?

ホテルに戻った私は腕時計に目をやる。
21時か。

急いでとったホテルは、急遽だったため、普段より高めのホテルになってしまった。
それはもう、仕方ない。
さすがに塁も何も言わなかった。


明日はオフで、塁は、先方とまだ接待で飲み歩いてるだろうし、昔の友人とも会いたいと話してたから、勝手にするだろう。


私も勝手に過ごす事にしよう。
久しぶりの東京だし、塁もいない。
よし。と声をだして、メイクルームへかけこんだ。
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