クールな御曹司は強気な彼女を逃さない

「塁。何が言いたいんだよ。
今更、無理だとか言われても、それが無理だぞ。
俺は離さない」



「言うねー。純平。お前、カッコいいぞ」

仁はほっとく。


「いや。うん。
麗、、、純平の他に、、、
す、すまん!!
ウチのバカ妹が。」


「は⁈」

おい。ふざけんなよ?一体どこのどいつだ⁈
俺の麗にちょっかいかけてんのは。


「誰だ。」
冷たい声が出た。


塁は一瞬肩をビクっとしたあと、堪忍したように

「、、、ジョージ」


目を見開き、仁と俺は顔を見合わせた。
なるほど。塁のヤツだけ、知らないのか。
俺がジョージって呼ばれてた事。
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