クールな御曹司は強気な彼女を逃さない
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4.〜純平side〜

「、、長。副社長。
お電話です。」


「あ?ああ。まわしてくれ。」


「------ああ。
はい。よろしく。では」

ガチャ。


「はぁー」


「どうしたんですか?ため息なんてついて。
何度も呼んでんのに、反応しないし。
あ、もしかして、昨日の彼女と何かあった?」


「うるさい。仕事しろ。」

ったく。話が早すぎだろ。仁だな。

仁こと冨樫 仁(とがしじん)は、俺と同い年の従兄弟で、あのBARのマスターだ。

「だって。さっきからお前、上の空だぞ」


こいつの言う通りだ。
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