俺様パイロットは高嶺の花を暴きたい~恋情溢れる溺愛攻防戦~
「お、おい。大丈夫か?
黒、他に男いたのか⁈」

涼太が、珍しく心配そうにたずねる。


それもそうだ、目は血走り、唇は今にも引きちぎれる程食いしばり、ハンドルを持つ手は、嫉妬で震え握り潰そうとしていた。


"触るな"

ここからでは、ただただ、睨むことしかできなかった。

すぐ、側にいたのに。
一晩中、温もりを感じる距離にいたのに。
あんなに熱く抱き合ったのに。

ただの反対車線だ。

なのにたったこれだけの距離が、今は近い様ですごく遠い。

それが、俺と彼女の距離なんだと言われている様で、胸が痛くなった。
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