私が好きになったのは、年上彼氏のヤクザ?!


「羽子、勉強しなさい?頭の良い学校に行けないわよ」


私、中学3年生で花道羽子(はなみ はねこ)。

私の家庭は…エリート一家。

お母さんは、科目全教科トップの1位。

めちゃくちゃ頭が良い。

お父さんは、英語がペラペラで帰国子女でもある。もちろん全教科トップ5に入る。

妹は、まだ小学生だが学年学級ともトップの上だ。

それに比べて…私は、ぺーぺー。

お母さんにいつも、毎日のように『勉強しなさい』と、言われる。

それが、ヤダくて…今は家を飛び出して図書館に行く道を歩いている最中。


はぁ〜…なんで、あの家に生まれて来たんだろ。

泣きたくなってくる。

だけど、唯一出来るのはライティング。

文書は、書ける。

お母さんにも前に『羽子は、全教科は出来ないけどなぜかライティングはできるのよね。ある意味、凄いわ』って。

褒め言葉なのか、嫌味なのか……

< 1 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop