添い寝だけのはずでしたが
葵さまに買い出しに行くことを伝え、今日は別々に帰宅することになった。
文句を言われることも、止められることもなく……。
少し前の葵さまなら一言苦言を呈してきそうなものだけど、今はそういうことがない。
また無関心な葵さまに戻ってしまった。
それを寂しいと思ってしまうのは、私の勝手だよね……。
体育館係の6人で大型商業施設へ到着すると、効率的に回るために2人ずつの3グループに分かれることになった。
実はその中に宇治山くんもいて、偶然私とペアを組むことに。
一緒に文房具コーナーで必要な物を購入し、他のメンバーの買い物を待つ間、カフェで過ごすことにした。
「はー、何とか間に合いそうだな。よかった」
「うん。宇治山くん、選ぶのが早くて助かっちゃった」
「迷ってる時間がもったいないだろ? 結構せっかちなんだ」
「そうなの? 意外だね」
温和そうだしゆったりしているイメージ。
「えー、俺ってどういう印象?」
「優しそうで、のんびりしてて……黙って女子の後ろをついて歩く感じかな」
「ははっ、奥ゆかしいな。寧々ちゃんは俺からしたらそう見えるけど。結構、そういう子は好きだよ」
何気なく、好きなタイプって言われたの?
ううん、会話のノリだよね……きっと。
文句を言われることも、止められることもなく……。
少し前の葵さまなら一言苦言を呈してきそうなものだけど、今はそういうことがない。
また無関心な葵さまに戻ってしまった。
それを寂しいと思ってしまうのは、私の勝手だよね……。
体育館係の6人で大型商業施設へ到着すると、効率的に回るために2人ずつの3グループに分かれることになった。
実はその中に宇治山くんもいて、偶然私とペアを組むことに。
一緒に文房具コーナーで必要な物を購入し、他のメンバーの買い物を待つ間、カフェで過ごすことにした。
「はー、何とか間に合いそうだな。よかった」
「うん。宇治山くん、選ぶのが早くて助かっちゃった」
「迷ってる時間がもったいないだろ? 結構せっかちなんだ」
「そうなの? 意外だね」
温和そうだしゆったりしているイメージ。
「えー、俺ってどういう印象?」
「優しそうで、のんびりしてて……黙って女子の後ろをついて歩く感じかな」
「ははっ、奥ゆかしいな。寧々ちゃんは俺からしたらそう見えるけど。結構、そういう子は好きだよ」
何気なく、好きなタイプって言われたの?
ううん、会話のノリだよね……きっと。