Dying music 〜音楽を染め上げろ〜
「おーい、みんな順調?」
入ってきたのは内田先生。
「これ運営さんから送られてきていて。」
そういって用紙を差し出した。
「何ですかこれ?」
「エントリーシート。本番前に提出するものなんだけれど、君たちのバンド名って何かな?」
内田先生は僕らの顔を見た。
「清条高校軽音楽部じゃダメなんですか?」
恭也が尋ねる。
「俺も最初そうなのかなって連絡してみたんだけれど、例年出る学校はみんな自分たちのバンド名だって言われて。」
「何も考えてないっすよ。」
そのまま学校名でいいと思っていたためバンド名なんか考えてもいなかった。すると内田先生は
「これ明日までに考えて提出してくれるかな?」
とんでもないことを言い出した。
「明日!?」
「急で申し訳ない……」
明日って、急すぎる。でも出さないと出れない。
「分かりました。」