30歳まで✕✕だった私はどうやら魔法使いになったようです
「それじゃ、今度はラブハプニング2といきますか!」
突然仕切り直すように言われて美加は目を白黒させた。

ついさっきまでいい感じだと思っていたのに、もう次のハプニングを起こすつもりなんだろうか。

「そんなに次々ハプニングを起こして変に思われないかな?」
「変に思われないようなハプニングにすればいいんじゃない?」

そんなこと可能だろうか?
首をかしげる美加に麻子が自信満々の笑みを浮かべてくる。

なんだか嫌な予感はするけれど、今のところ麻子の提案でうまくいっているので、とりあえず話を聞くことにした。

「今日、チョコレートをあげたよね?」
「うん」
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