スパダリ航海士は契約妻を一途に溺愛する。
翌朝になり、いつもより早く出勤をして開店準備を始めた。今日は、カップシフォンケーキの日なので焼く準備をする。焼くと言っても、生地は会社が作っているミックス粉を使って混ぜて焼くだけだ。
「えーっと、……抹茶パウダー、かぼちゃパウダー、ココアね」
まずは、プレーンから生地を四種類で合計100個作り、あらかじめ予熱していたオーブンにそれを順に焼いていく。
焼きながら、今日のお茶の確認とブラックボードに今日のオススメを書いていれば「おはようございます〜」と声が聞こえてきた。
「おはようございます! 坂本さん、いい匂いですね〜」
「おはよう、羽衣ちゃん。今日もよろしくね」
この羽衣ちゃんは、大学四年生でもとはちがう店舗だったけど私と同じく異動でこの店舗へと来た子だ。
「よろしくお願いします。今日はシフォンケーキなんですね。美味しそう」
「うん。食べたくなるよね」
「帰りにあったら買って帰ろうかなー」
そう言って「私、ブラックボード置いてきますね」とブラックボードを持って羽衣ちゃんは、外に行った。
時間になってOpenの札に変えてお店は、開店させた。