千年愛


パパーッ





「こらっっ何ボケーっとしとんじゃ

死にたいんか」






罵声とともに大きなトラックが

アタシの前を凄い速さで走り去った。






いつの間にかアタシは街の中を

彷徨うように歩いていたの。






ーーすでにレオの目からは涙が溢れていたが

それでも…レオは自分が犯した罪を

償うかのように亜里沙の告白を

受け止めようと読み続けた。







どこかで転んだのか膝には血がついて

靴も脱ぎ捨て裸足で歩いていた。





歩きながら周りの人を見ると、

誰もがアタシを哀れむような目で見ていた。



…というかそんな目で見られているような

錯覚に襲われていたの。






何度も…レオの名前を叫んでて…

今すぐレオのところに走って帰りたかった。





でも…もうそんな夢さえ…

許されない身体になってしまってたの…





それでも…




悲しくて…



淋しくて…



怖くて…



そして…恋しくて…



逢いたくて…



今にも壊れてしまいそうだった。



いっそ死んでしまおうとも思った。




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