千年愛
深夜3時過ぎていたが、貢にとっては普通の時間で…多分まだ店にいる時間だった。
何度も何度も携帯を見つめては悩んだ。
それでもせずにはいられなかった。
プルルルル…
プルルルル…
貢は7回目のコールででた。
「………。」
「もっし〜!アーサじゃん…こんな時間にどした!?」
「………。」
亜里沙は貢の第一声でレオがそこにはいないことが分かった。
もしそこにレオがいればきっと貢はそんなはじけた声で自分と話すことはないはずだと思った。
貢の声を聞き亜里沙の目からは懸命に耐えていた涙が堰を切ったように溢れ出してきた。
亜里沙の涙に気付くと貢は急に声のトーンを変えた。