オレ、死んでない!
(光一の母) お父さん、今日行った教会どう思った?
     先生のお話とか。
(光一の父) そうだな、まあ、世間で騒がれているよう
     な怪しい雰囲気はなかったな。
     カフェのコーヒーも美味かったし。
(光一の母) 私、目に見えないものとか、神様とか、そ
     ういうの、たまらなくキライだったけど。
     今日、なんだか、光一を感じたのよね。
     高橋さん、訓練て言ってたでしょ。
     信じなくてもいいなら、光一のために、
     "祈りのことば'と"主な祈り"を唱えてみよ
     うかしら?
(光一の父) ほう〜!
     お母さんがそんな気持ちになるなんて、そ
     れこそ、奇蹟だな(笑)
(光一の母) お父さん!(怒)
私、真剣なんだけど!
(光一の父) ごめん、ごめん。
     僕も協力するよ。

その日の夜、光一の母は布団の上で"祈りのことば"
と"主の祈り"を小さな声で唱えてみました。
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