クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜
退院して、今はレジデンスに3人暮らし始めている。
純平は、ハウスキーパーの他にも
お手伝いさんを雇った。
というか、純平の実家からベテランの
お手伝いさんを連れてきた。
パパとママのお墨付きだ。
せっかくだから、甘えることにする。
住み込みではないので、平日の日中だけ。
きっともう少ししたら来るだろう。
2人で、丈慈を眺める。
「かわいいね、純平」
「ああ。ぐっすり眠ってるな」
「あ!!寝てるのに笑ってる!!ふふふ」
デジャヴ!?!?
「これだ!!思い出した!!」
デカい声を出す
「麗。声デカい。起きるぞ」
純平はいつものように笑ってる。
「前に見た夢!!すごい!!本当になった!!」
私は変わらずデカい声で言った。
「夢!?そりゃ良かった。
嬉しそうで何よりだ。
ほれ。丈慈も笑ってるぞ。寝ながら」
こんなにうるさいのに丈慈は寝ている。
流石だ。
「こんなんで起きてたら、いつまで経っても寝れないだろうからな。
あきらめろ。丈慈」
純平は笑いながら丈慈に話しかけた。
そんな純平の顔は、慈愛に満ちていた。