クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜
「親たちの顔合わせとか、ヤバそう」

「相当だろうな」

2人、顔を合わせて笑った。



その後、親たちの顔合わせも済んで、婚姻届けにお互いの親からサインをもらい、
役所に提出してついに俺たちは夫婦になった。

麗の名前が"神楽 麗"になって
一気に責任感が増す。

顔合わせは、もちろん想像通り、いや、想像以上にカオスな状況になって、もはや笑うしかなかった。

両家とも、同業者な事もあり、親父や俺達男性陣は少し仕事の話しなんかもして静かだったが、女性陣はとにかく賑やかだ。


麗の密かに片思いをしていたという、
麗の姉の夫、長沢慎一も来ると聞いていた俺は
正直ヤキモキしていたが、
いざ会ってみると、なかなかいい奴で、
もともと塁の友達ともあって、
直ぐに打ち解ける事ができた。


麗を見ても、本当に何も気にする事なく話す姿を見て、ホッとする事ができて、一安心だ。
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