クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜
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今日は、我が社の建設していた施設が完成したという事で、大勢を呼んだ完成祝賀パーティーが行われる。
そして、ついに麗を俺の妻だと紹介する。
麗は、塁の秘書でもあるので紹介するまでは塁にエスコートを頼んだ。
控室に、塁と麗がやってきた。
「純平。よう。今日はよろしくな」
「ああ。麗を頼むな」
麗は、ニコニコと今日もドレスアップ出来て、ご機嫌そうだ。
今回のドレスも、姉のデザインしたオーダードレスで、本当に麗の魅力を最大限に引き出したデザインだった。
玉虫色の光沢が上品な黄緑色のドレスは、
ワンショルダーになっており、
肩には、大きなフリルが立ち上がり
張り出すような形になっている。
そこから、ボディラインに沿って
ヒップまで流れるシルエットを
浮かび上がらせていた。
膝の上くらいから、大きくフリルが施してある
マーメイドラインの美しいドレスだった。
これは本当に麗にしか着こなせないだろうな。
塁が、他にも少し挨拶すると言って出て行った。