クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜
そして、何か言いたそうな純平を無視して、スッと一気に頭から
助走付きで飛び込んだ。
「ぷはぁ!!気持ちー!!純平もきなよ!」
「おう」
そして純平も勢いよく見事な飛び込みで入水し、一瞬で私のところまでやってきた。
ガバっと髪を振り上げる。
彫刻の様に綺麗についた筋肉。
水飛沫がアーチを描き、まるでハリウッド映画のワンシーンを見せられてるようだった。
純平くん。その、色気をしまってくれ。
こっちが襲ってしまいそうだ。
「純平。かっこよすぎ」
「そりゃどーも。麗は、セクシー過ぎ」
そう言って、お尻を鷲掴みされた。
「ちょっと!!」
「なんだよ。俺たちしかいない」
純平は私を抱っこした。
そして、見つめ合う。
キスだ。そう思って目を閉じた。