溺愛執事は貧乏お嬢様を守り抜く
エクスクルーシブ科の生徒達は将来親が最良と認めた相手と結婚するのが普通だ。


だから、それまでは自由に火遊びを楽しみたいのかもしれない。


俺はそんな相手にされるのは絶対にごめんだけど。


「すみません、ご期待にはそえません」 


とりあえずは大人しく謝っておく。


「如月家のことに関して詳しいことは申し上げられませんが……ただひとつ言えるのは」


それから毅然とした態度でこう告げた。


「たとえどんなことがあっても、俺は若葉お嬢様以外にお仕えするつもりはありません」


「まぁ……」


するとお嬢様達は深いため息を漏らした。


なぜか頬を赤くそめて瞳を輝かせているから、逆にちょっと怖い。


「はぁっ、すてき」  


「さすが紫音さんだわ、執事のカガミね」


「若葉さんが羨ましい」
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