誰も知らないもうひとつのシンデレラストーリー
劇のラストで溢れ出した感情。

それは、私の知らない奥底に眠っていた、私自身の懐かしい感情だった。


そして、ただ感情のままに抱き着き、自然とあふれ出す言葉を口にする。


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「ずっと、待ってたよ」


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周りからの目も、自分が不釣り合いな存在だと言うことも、全部忘れて、思いのままに、強く強く皇輝に抱き着く。


皇輝は嬉しそうにそれに応えながら私の頭を撫で、

少し顔を離して、私のおでこにそっとキスをした。


どこまでも紳士で美しい所作に、私は満面の笑みを見せた。
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