【完】クズな彼の危険すぎる偏愛から逃げられない

そしてこれから、おじさんとおばさんに、卒業するまで住まわせてほしいと頼み込むのだ。

話がありますと昨夜電話をしたら、じゃあファミレスでとおばさんに言われた。


多分、わたしに家の敷居をまたがせたくないんだろう。

こんな感じじゃ、交渉がすんなりいくとは思えない。


でも、わたしにはもう行き場がないのだ。


お母さんと住んでいたマンションの一室は、すでに解約してしまっている。

連絡先も知らないお母さんを頼ることはできない。


今はおじさんとおばさんをファミレスで待っているところ。

時間を過ぎているけれど、ふたりは来ない。
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