The previous night of the world revolution8~F.D.~
その後も、大学の学内を見せてもらって。

その都度俺は感心して、ルレイアが酷評して、ルアリスが落ち込む、という悲しい三拍子が続いた。

しかし、それでもルアリスは、帰り際。

「今日はありがとうございました。参考になる意見をたくさんいただいて…。為になりました」

生真面目に、そして律儀にそう言ってみせるのだから。

ルアリスは良い奴である。

「ふっ、そうでしょう?何でも分からないことがあったら、俺に聞くと良いですよ」

図に乗るな、ルレイア。

お前って奴は…ルアリス相手だと、すーぐ先輩風を吹かせて。

「ルティス帝国の皆さんの協力あって、取り戻したこの国…。いつか皆さんに誇れるように、一歩一歩頑張っていきます」

「…あぁ。お前ならきっと出来るよ」

いつか国籍を問わず、箱庭帝国で学びたいという学生がたくさんやって来るように。

箱庭帝国の開国に、ほんの少し手を貸した俺達も願うばかりである。
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