社内捜査は秘密と恋の二人三脚

「やはりそうだったのか。まあ、彼が本気になって出来ないことは何もないだろうから、心配しないで待っていればいいよ」

「……だといいんですけど」

「まあ、そのうちゆっくり四人で食事でもしよう。同じ会社になるんだし、これからは協力してね。君もどこの部署になるかわからないけど、よろしく頼むよ」

「もちろんです。斉藤さんにもよろしく伝えて下さい」

「ああ」

 そう言うと、関根課長は出て行った。

< 256 / 385 >

この作品をシェア

pagetop