社内捜査は秘密と恋の二人三脚
「どうせ、俺がいないと余計なことを里沙に話すんでしょ。そんなことさせるわけがない」
入ってきた彼は、私の隣に当たり前のように腰掛けた。
「里沙。京子さんから、君を専務より先に会わせてくれと言われていたから先に紹介した」
「え?どうして……」
「それはね、鈴村君から私へのご褒美です。さてそれは何のご褒美でしょうか?①鈴村君のピンチを救った➁縁談を破棄させる手伝いをした、答えは?」
それってどう考えても➁だろうな。だから私に会いたいんだよね。私は指でVサインを作り、京子さんへ見せた。
「答えは➁です」
「違います。両方です。残念でしたー」