社内捜査は秘密と恋の二人三脚
「本当なのね?今日もさぞかし……女性の香水の匂いがするもの。最低。せっかく映画を見て少し忘れたのに、会いに来たから思い出しちゃったじゃないの!」
「……里沙はどうして何でもひとりで解決しようとする。俺にそういうことを直接ぶつければいいだろ?そして事実かどうかをまず確認しろよ。デマの可能性もあるんだぞ」
「……」
「嘘はつかない。三人に告白されて付き合っている女がいると断った。俺に彼女がいると皆知らなかったので、縁談が破棄された理由は、好きな女性が出来たからだと教えてやったら、相手はだれだと大騒ぎだった。色々聞かれたが、里沙に怒られるから我慢して答えなかった。褒めてくれよ」
彼女の瞳から怒りが消えた。そして、目が潤んできた。