副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない

「栄麻。漏らす前にトイレ行ってこい」

「漏らさないってば!」

そう言って、前みたいに素直にトイレに行くヤツ。


出てきた栄麻の手を引いて、栄麻の部屋まで行く。

今日買ったばかりの、枕とシーツがセットされて、ようやく本当に栄麻がここに住む事になったのだなと、実感する。

「ほれ。入れ。明日は仕事か?」

「うん。11時から19時までだよ。涼太は?」

「俺は休み。朝は少しゆっくりできるな。」

栄麻は大人しくベッドに入って、コクっと頷いた。
もう、眠たいのか目がしぱしぱ動いてる。
かわいいな。

「涼太、、、?」


「ん?」

あ、俺ウッカリ頭撫でとる
やべ
パッと手を離した
ははは

「おやすみ。栄麻」


「おやすみ。涼太」

そして、栄麻はニコっと笑って目を完全に閉じた。


危ねぇ危ねぇ
俺の気持ちは、バレてはならないんだから。


そうして、栄麻との1日目の生活が終わった。

はぁー。
今日は、良く寝れそうだ。
そうして、俺も自分の部屋のベッドに入った。
< 109 / 200 >

この作品をシェア

pagetop