副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない

私は目を開き、ジッと見た。

180㎝は余裕である長身。
肩幅は広くスーツからでも逞しさがわかる。
髪はサイドが短く、トップは短めで七三にパキっとわけてある。

顔は、、、
自然なのに、形の綺麗な眉。
綺麗な並行を描く二重の目は、全てを見透かすようなアーモンドアイ。
鼻筋がスッと通っていて、綺麗な鼻。


カフェで見た、あのイケメンだった。


やっと涼太の顔をハッキリ見て驚き、固まる私を見て、涼太はフッと口角を上げた。

そして

「行くぞ」


と言って、あたふたしている進を置いて
私の肩に手を回し、髪にキスを落とした。

あの時のように。



< 72 / 200 >

この作品をシェア

pagetop