でこぼこ

プライド

太陽が燦々と光とても眩しい。
季節はもう夏になってしまった。
肌を指す様な日差しと汗でイライラする。
今日も外面固めて過ごす。
「先輩、おはようございます。」
「おはよう。」
俺は愛想笑いで手を振ってみる。
この学校の女子は寄ってたかって俺の元に集まってくる。
毎日俺を取り囲んでキャーキャー騒いでいる。
正直邪魔だしウザイと内心思っている。
だけどお得意の愛想笑いと穏やかさ振りまいてなんとかやり過ごす。
朝も、お昼も、放課後も、学校を出るまで俺の外面固めは続く。
午前中の授業が終わって俺は集まってくるモブどもに愛想笑いを振り撒いて1人になれる屋上に来ることが出来た。
そこには、幼馴染の波瑠がいた。
こいつは他の奴らと違って無駄に騒がないから気が楽だ。
元々感情豊かですぐ泣いたり怒ったり変なところで笑ったり楽しそうにしたりと喜怒哀楽がコロコロ変わっ