君との恋のエトセトラ
航のマンションで料理をしながら、凛はカフェでの木原の言葉を思い出す。
(私の幸せ…か。そう言えば考えたこともなかったな。杏が大学に行って、お母さんが元気に暮らせるようになることが私の幸せだし。でもそうか、結婚しないとお母さんは気がかりなのかな?それならいっそのこと、お見合いとかでもいいけど。でもお見合いするなら地元で?いや、仕事のことを考えたら東京かな?え、私、将来どっちに住むの?)
いかに今まで自分が目先のことばかり考えていたのかがよく分かる。
いや、それ程毎日必死だったのだ。
航の申し出のおかげでようやくここ数ヶ月は心にも身体にも余裕が生まれ、仕送りしながら少しずつ貯金も出来るようになっていた。
(だからって、恋人が欲しいとは思えないなあ。デートとかも興味ないし。私は今の生活で充分幸せだもん)
そう結論を出し、凛はまた料理に精を出した。
(私の幸せ…か。そう言えば考えたこともなかったな。杏が大学に行って、お母さんが元気に暮らせるようになることが私の幸せだし。でもそうか、結婚しないとお母さんは気がかりなのかな?それならいっそのこと、お見合いとかでもいいけど。でもお見合いするなら地元で?いや、仕事のことを考えたら東京かな?え、私、将来どっちに住むの?)
いかに今まで自分が目先のことばかり考えていたのかがよく分かる。
いや、それ程毎日必死だったのだ。
航の申し出のおかげでようやくここ数ヶ月は心にも身体にも余裕が生まれ、仕送りしながら少しずつ貯金も出来るようになっていた。
(だからって、恋人が欲しいとは思えないなあ。デートとかも興味ないし。私は今の生活で充分幸せだもん)
そう結論を出し、凛はまた料理に精を出した。