童貞パパ
剛志:それは違うだろ

小夏:………え?

剛志:お前は…娘の前では元気で、か、可愛いママで居たいって言ってたじゃねーか。子供のために笑って、子供のために泣ける母親ってだけで…れなは良い母親に恵まれてるんじゃないか?

小夏:………剛志

剛志:そ、それに!お、俺は!童貞だからよ!女の気持ちとかよくわかんねーし、なんて言ったらいいかわかんねーよ…けど、

剛志:辛かっただろうけど…お前が生きて俺の所に戻ってきてくれて……安心したよ

小夏:………うっ、うぅぅ〜〜!

剛志:な、なな!泣くなって!なんで泣いたんだ!?え!?な、なんで!?

小夏:童貞にはわかんないよ

剛志:っ!またおちょくりやがって

小夏:にゃっはははは!

剛志:ったくよ

小夏:剛志が昔とあんまり変わってなくてよかった

剛志:なんで?

小夏:ううん。なんでもないよ。剛志、あたしが仕事はじめて落ち着くまで、れなとここに居たい

剛志:………勝手にしろよ
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