童貞パパ
小夏:……ん?あら、寝ちゃった

剛志:何か言いかけてなかったか?

小夏:そうだね。でももう寝たし、よーし!今日は久しぶりに仕事したから飲むぞー!

剛志:酒好きなのか?

小夏:一本飲むくらいはねー。今日は生ハムユッケだよー

剛志:う、美味そう……小夏の作るツマミは酒が飲みたくなるんだよな

小夏:そりゃああたしチョイスだからねーはいビール

剛志:ありがとう

小夏:じゃあカンパーイ

剛志:カンパーイ

小夏:かぁー!たまらん!

剛志:仕事終わりのオヤジか

小夏:今日は何だか気分がいい!

剛志:なんかあったのか?

小夏:れなの寝顔見て

剛志:ん?

小夏:可愛いでしょ?

剛志:ま、まあ。

小夏:この寝顔が見れるのも、あたしがこうやって生ハムユッケ作るのも、剛志とビールが飲めるのも。なんかいいよね

剛志:そうだな

小夏:最近ね、あたしって何のために生きてるんだろうって、あたしの存在ってなんなんだろうって思うんだよね

剛志:昔もそんなこと言ってなかったか?

小夏:そうだね。でもあの頃はわからなかったけど、今ははっきりわかるよ

剛志:なんだ?
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