童貞パパ
小夏:剛志が教えてくれたじゃん。あたしはれなのために生きてるんだって。

小夏:色々失敗したけど、れなを産んだことは絶対失敗じゃない。あと、もう一つ

小夏:剛志の所に戻ってきたことも、失敗じゃないよ。大成功!

剛志:そ、そりゃよかったよ

小夏:そういうぶっきらぼうなところも、口下手なところも、たまに素直になるところも。剛志と一緒に居ると改めて思うんだよね

剛志:な、何を思うんだよ

小夏:幸せってなんだろうって

剛志:幸せ?

小夏:そう。昔は彼氏が出来たら幸せなのかなーとか結婚したら幸せなのかなーとか、子供が出来たら幸せなのかなーって思ってたけど。今のあたしは多分そうじゃない

小夏:ただいまって言ったら、おかえりって言ってくれる人が居る。ただそれだけで幸せなんだなーって思った

剛志:……そ、それだけか!?

小夏:うん。それだけ

剛志:…………

小夏:ねえ、剛志

剛志:なんだよ

小夏:あたしとエッチする?

剛志:ぶっ!!ふ、ふざけ!……ふさげんな。しねーよ!

小夏:ちゅーくらいならしてもいいけどなー

剛志:し、しねーって!

小夏:しないのー?

剛志:し、しねーよ

小夏:残念だぁー

剛志:相変わらず冗談ばっかだな

小夏:冗談ねー。確かに冗談だけど8割本気だよ?

剛志:………お前、酔ってるな?

小夏:にゃはーん!酔ってるよー

剛志:もういい!俺は寝る!お前明日も仕事だろ?

小夏:うん。あたしも寝るよ
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