続・小さな恋のメロディ~貴方が好きです~
パパはいつだってそう。
私には直接言わないで、周りから固めて行こうとする…。

そして、周りは決してパパには逆らえない……。


「綾香と結婚しても、君は綾香を大学に通わせると言ったから、結婚を認めたんだ。約束を守れないなら、綾香を連れて帰るぞ?!」


ずっと黙り込んでいた、鳴海が口を開いた。


「僕は、綾香さんの気持ちを尊重します」

「…?!」

「君は、何を言っているのか分かっているのか?!」

「大学は行こうと思えばいつだって行けます。それを無理してまで行く必要は何ですか?体裁ですか?」

「君は、誰のお陰でっ…」

「綾香さんを紹介して頂いた事は感謝してます。見栄や体裁より、大事な事を教えて貰いましたから…」

「話にならんっ!!」


パパは、顔を真っ赤にして帰って行った。


「…あんな事言って、大丈夫…?」

「…まずかったよな、やっぱり…」

「多分」

「どうしよう…」


頭を抱え込む鳴海を見て、私は笑った。

鳴海ももう笑うしかないって感じで笑った。

鳴海にこんな一面があるなんて、知らなかったよ。

そんな鳴海が頼もしく思える。

でも…
このパパと鳴海の対立が又、悲しい未来に繋がっていくなんて、思いもしなかった……。

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