続・小さな恋のメロディ~貴方が好きです~
少しずつ鳴海に惹かれて行くのを感じながらも、あのCDは封印されたまま…。
まだ怖くて聴けない。
哲平からの最後の手紙も、段ボールの中に入ったままだ…。
「大学に行かないなら、習い事とかなされたらどうですか?」
一日みぃーと部屋にこもりきりの私を見て、高橋があきれ顔で言った。
「……」
「お茶とか、お花とか、お料理とか、色々ありますけど」
…料理?
哲平との同棲生活が、頭の中を横切った…。
「習い事は…しない。…けど高橋さん、料理を教えて?」
「いいですよ……」
高橋は、気乗りしない顔でそう答える。
「じゃあ、晩御飯から教えて?」
「…分かりました」
料理を習うのは、鳴海への感謝の気持ち。
今まで色々して貰い、受け止めて来て貰った鳴海に対して、私が出来る事はこれくらいの事しか思い付かない…。
夕方になり、高橋と晩御飯の準備に取り掛かろうとした時、高橋が言った。
「奥様…。その爪で料理をなさるつもりですか?」
私の爪はネイルアートされた付け爪が付いている。
「ダメ?」
「ダメです。付け爪を外すまで、盛り付けだけにして下さい」
まだ怖くて聴けない。
哲平からの最後の手紙も、段ボールの中に入ったままだ…。
「大学に行かないなら、習い事とかなされたらどうですか?」
一日みぃーと部屋にこもりきりの私を見て、高橋があきれ顔で言った。
「……」
「お茶とか、お花とか、お料理とか、色々ありますけど」
…料理?
哲平との同棲生活が、頭の中を横切った…。
「習い事は…しない。…けど高橋さん、料理を教えて?」
「いいですよ……」
高橋は、気乗りしない顔でそう答える。
「じゃあ、晩御飯から教えて?」
「…分かりました」
料理を習うのは、鳴海への感謝の気持ち。
今まで色々して貰い、受け止めて来て貰った鳴海に対して、私が出来る事はこれくらいの事しか思い付かない…。
夕方になり、高橋と晩御飯の準備に取り掛かろうとした時、高橋が言った。
「奥様…。その爪で料理をなさるつもりですか?」
私の爪はネイルアートされた付け爪が付いている。
「ダメ?」
「ダメです。付け爪を外すまで、盛り付けだけにして下さい」