続・小さな恋のメロディ~貴方が好きです~
その日の夜、鳴海に聞いた。


「…あの女の人、どうなった?」

「…?もう連絡もしてないし、向こうからもないよ?」


この家に戻ってから、一度も触れなかった話し…。
鳴海は少しビックリした顔をしていた。


「何で?」

「…ううん」


きっと電話の相手はその女だと思う。
でも確信がないし、それをきっかけに又、鳴海が女と連絡を取る事は許せない…。


「警察には言わなかったの?」

「…?」

「…貴方が睡眠薬が大量に入ったコーヒーを飲まされたのなら、殺人未遂じゃないの?」

「…死ぬほどの量は入ってなかったし、母さんがこれ以上大事にはしたくないからって、警察には言ってないんだ」

「…そう」


自分の息子が殺されかけても、世間の目の方が大事なのね…。


「どうした?もう大丈夫だから」

「…うん」


そう言って鳴海は私を求めた。

私の頭の中には、顔のないあの女の事でいっぱいだ。

鳴海はあれ以来、帰りが遅くなる事はない。
だから女と切れているだろうと思う。


でも、じゃあ何で私の所に電話してくるの?


鳴海の背中に爪を立てた。


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