続・小さな恋のメロディ~貴方が好きです~
腕枕をして、何も知らないで気持ち良さそうに眠る鳴海を見ると、溜息が出る…。

この顔を、あの女も見たのかと思うと、胸が苦しくなった。

そして、私の興味はあの女へと移る。

女はどんな顔をしているの?


どんな女なんだろう?


何が目的なの?


誰かにいつも守られて、世間も人も知らない私は、


世の中にこんな人間がいるなんて、考えた事さえなかった。


女からの電話は、いつも決まった時間に鳴るv。


「はい」

「ねぇ、別れる気になったぁ?」

「…別れる気はないわ」

「でもさぁ、東城に興味ないんでしょ?」

「…えっ?」


女は電話越しにクスクスと笑った。


「東城から聞いたのよ。だから私にちょうだい」

「……」

「私、お腹が目立って来ちゃって…。そろそろ働けなくなるのよね」

「…お腹?!」

「東城の子よ。貴女、産めないんでしょ?」


私は苛立ちと悔しさで、頭がパニックになった。


「本当なら会いましょうよ?」

「いいわよ。明日15時に”プランタン”で」


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