続・小さな恋のメロディ~貴方が好きです~
「お願い。早く帰るから」


私は少し微笑んで、何ともない顔をして自分の部屋に行った。

化粧を丁寧にし、服を着替えると何度も鏡でチェックする。

あの女に舐められたくない…。

完璧に身支度を整えると、玄関に向かった。


「奥様、運転手を待たせてますから」

「今日は自分で行くわ」


高橋さんは不思議そうな顔をしながらも見送ってくれ、私は歩いて駅に向かう。

余り人に見られない方が良いと思った。

駅の近く迄行くと女から電話が鳴る。


「来てる?逃げないでね」


そう言われ、一方的に電話を切られた。
○○駅に着き、トイレに行くと化粧を直す。

大きく深呼吸すると、平常心を保つのに必死だった。

心臓がバクバクする…。

プランタンに着くと、約束の時間より10分程早くて、注文を取りに来たウエイトレスにアイスコーヒーを頼む。

この中の何処かに、あの女が居るのかと、周りを見回してみたけど、周りは女同士だったりカップルだったりで、あの女らしき姿は見えない。


「失礼します。ご注文は以上でよろしいですか?」

「はい」


アイスコーヒーを飲みかけた瞬間、一人の女が入って来るのが目に入った。


あの女だ…!!

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