まさか私が告白されるなんて
私はまた彼の、琢磨君の家に行った。
実際、今日はバイトもないし、琢磨君と離れるつもりはない。
基本バイトは土日に詰め込んでるんだし。
でも、今日は少しだけ勉強会もするつもりだ。
というのも、定期テストが近いのだ。
ゲームもしたいけど、試験勉強もしなきゃだめ。
正直つらいよ……
「頑張ろう」
「うん」
そして、私たちはひとまずは一緒に勉強する。
ゲームは勉強後のご褒美だ。
しんどいけど、琢磨くんが一緒だから頑張ろう。
今日やるのは数学だ。
私はやっぱり数学が苦手。
だから、それを琢磨君に教えてもらおうという事。
やっぱり、前も思ったけど、琢磨君の教え方は分かりやすい。
「琢磨君って、志望校とかあるの?」
その言葉に琢磨君は目を丸くした。
まさか、そんなことを言われるとは思ってなかったのだろうか。
私は琢磨君が凄いからどの大学に行くのだろうと、ただの好奇心から訊いただけなんだけど……
「僕は、別に行きたい大学なんてないよ。ただ、いい大学に入ろうと思って、勉強してるだけで」
「そうなんだ……やっぱり偉いね」
感心する。